たった2つの文章構成術を習得して、読まれる文章を楽に書く方法

突然だが、あなたは文章を「書こうとしていた時」、もしくは「書いている時」に以下のような経験をしたことはなかっただろうか?

  • 文章を書いている途中で、何を書いていいか分からなくなる 
    Ex.小学生時代の読書感想文で途中で詰まってしまった
  • そもそも何を書くべきか定まっていない、書くことがない 
    Ex.ブログに書くネタがない・アイデアが思い浮かばない     

このような経験をしていた当時、恐らくあなたはこう感じていたはずだ。

「文章を書くのは大変で、しかも辛い」

この問題を解決するにはまずどうすればいいのか。それは「文章を書く前に構成を考えておくこと」が突破口になる。文章を書くのが大変と感じる理由は、得てして準備が足りていないからだ。だからこそ、文章を書く前に構成を考えることが大切だ。加えて、構成がしっかりしていれば読まれる文章にも繋がるので一石二鳥だ。そこで、この記事では『ピラミッドストラクチャーの文章技術』をお伝えする。この技術を習得すれば、あなたは文章を効率的に構成できるようになる。

なぜ効率的になるのか。理由は大きく2つある。

  • 改めて自分が本当に伝えたいことを、明確に認識できる。そのことによって文章全体を書く前に俯瞰できる。
  • 書く前段階で、読み手に伝えるための要素(何と何があれば読み手が欲している条件を満たすか)を確認できるから

ピラミッドストラクチャーを習得すれば、この2つの利点が功を奏し、あなたは楽に文章を書けるようになるだろう。もしあなたが、読まれる文章を楽に執筆したいのであれば、「ピラミッドストラクチャーの作り方」を習得することが一番の近道になる。

 

ピラミッドストラクチャーとは

まずはじめに、文章構成の最強のフレームワークである「ピラミッドストラクチャー」について簡単に解説しておく。

ピラミッドストラクチャーとは何か、端的に言うと「主張と根拠をピラミッド型に整理するためのフレームワーク」である。

ピラミッドストラクチャーを使用して書いた文章というのは、読み手にとって明解で読み取りやすい文章になっている。なぜなら、あなたの言いたいことが整理されて、論理的になるからだ。実際に以下の図で、ピラミッドストラクチャーを使わない場合と、使う場合をイメージしてみてほしい。

ピラミッドストラクチャーを使用すると、支離滅裂だった言葉が整理される

私も今までたくさんの文章を読んできたが、「読まれる文章」は比較的シンプルに整理されており、その結果、大変わかりやすい。この図を見ていただいて直感的に理解して頂けたかと思うが、ピラミッドストラクチャーを使わない場合、「読まれる文章」に到達するには非常に困難だ。ロジカルさとわかりやすさを両方揃えるためにも、ピラミッドストラクチャーを使う必要がある。

ピラミッドストラクチャーの概念については、以上で割愛させていただくが、もしさらに詳しく知りたいのであればこちら記事へアクセスしてみてほしい。合わせて読んで頂くと、より理解が深まるだろう。

文章を書く人は知っておきたい、ピラミッドストラクチャーとは

ただし、ピラミッドストラクチャーは知っているだけでは何の役にも立たない。そこで、これからあなたに「ピラミッドストラクチャーの作り方」の部分を深く解説していく。作り方をインストールすれば、楽に執筆に専念できる上、今よりあなたの文章は確実に読んでもらえるようになるだろう。

文章を書くにあたって、2通りの問題意識が必ずある

2通りの問題意識とは、端的に言うと、以下のようなものだ。

  • 「何を書くべきかわかっていない状態」
  • 「途中で何を書いていいのかわからなくなる」

文章を書く上で2つの悩みに対して、ピラミッドストラクチャーには、それぞれ2通りのアプローチがある。その2つのアプローチとは何かというと、

  •  トップダウン型アプローチ(主張から根拠を洗い出すアプローチ方法)
  •  ボトムアップ型アプローチ(根拠から主張へ要約していくアプローチ方法)

この2つになる。しかし、これだけではイメージが湧かないかと思うので、それぞれをわかりやすく図にした。こちらを見てイメージしてみてほしい。

あなたが文章構成に悩んでいる状態は結局どういった状態なのだろうか。それは実のところ「主張を補強する要素が明確でない」場合や、「結局何が言いたいかわからない」場合がほとんどだ。つまり、図で指すところの「青色で隠れている部分」を明確にすれば、あなたの文章の全体像は明確になる。そうすると、構成もスムーズに行えるというわけだ。

まとめると、この図から言えることは2つある。

  • 1つは、「書きたいこと」が明確なら、トップダウン型のアプローチを使って、それに準ずる「根拠」を洗いだしていくと良い。
  • 2つは、色々言いたいことがあるのに「一番言いたいこと」がないなら、ボトムアップ型のアプローチを使って、全体を把握していくと良い。

文章を構成する最初のステップとして、まずあなたがどちらの状況に置かれているか把握してみることだ。そうすると「書く前に準備しておくべきこと」が明確になり、スムーズに構成を考えることができるだろう。

どちらの状況に置かれているのか把握すれば、次はそれに準じたアプローチを取っていくといい。

トップダウン型アプローチ
ボトムアップ型アプローチ

そこで、これからあなたには、この2つのアプローチ方法から、先にどちらかに絞って選択して、集中して読んで頂きたいと思う。なぜなら、それぞれアプローチの仕方が大きく異なるからだ。

あなたの最終ゴールである「読まれる文章を楽に書けるようになる」ためには、できれば2つとも合わせて読んで頂ければ、楽に読まれる文章を構成できるようになるだろう。

 

ピラミッドストラクチャー
トップダウン型アプローチ

トップダウン型アプローチの解説

  • 書くべきことは決まっている
  • 自分の文章が正しく伝わっているのかが不安だ
  • どのように書けば、読み手に100%伝えれるか悩んでいる

 

ピラミッドストラクチャー
ボトムアップ型アプローチ

ボトムアップ型アプローチの解説

  • 書くべきことが見つからない。Ex.ブログのネタが見つからない
  • 逆に言いたいことが多すぎて、まとまらない
  • 文章を書いていると、何が言いたいかわからなくなる

 

参考・文献
バーバラミント,1999,ダイヤモンド社『考える技術・書く技術』p3-46